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カナダの新チャータービジネスに進展、丸紅エアロスペースをGSAに

  • 2009年7月6日
 日本/カナダ間に週7便のチャーターを運航する計画を持つカナダのチャーター企業がこのほど、丸紅エアロスペースを総販売代理店(GSA)に指名した。計画では日本/カナダ間に2機のボーイングB767-300型機を導入し、旅行会社との契約に応じて日本各地の空港とカナダ間のチャーター便を運航する。計画をサポートするリサーチ・キャピタル社のジャック・カヴァフィアン氏によると、詳細は今年9月をめどに発表する予定であるものの、2010年のゴールデンウィークには運航を開始したい考え。

 現在はジェイティービー(JTB)やエイチ・アイ・エス(HIS)、近畿日本ツーリスト(KNT)、日本旅行、阪急交通社と個別に協議しており、これまでのところ反応は非常に良いという。計画上は日本各地の空港からの運航をめざしているものの、当初は関東、関西、中部の大都市圏からを想定。関東での使用空港は、旅行会社次第ではあるものの、茨城空港や静岡空港も選択肢に入っている。

 中長期的な計画として、カヴァフィアン氏は5年後に6機のB767-300ER型機で1日3便を運航することが目標と説明。旅行会社のほか観光局とも協力して取り組む方針で、「個人的には私の出身地であるケベック州政府の目を日本市場に向けさせたい」という。

 なお、丸紅エアロスペースは2004年からオーストリア航空(OS)のチャーターの取り扱いを開始。カナダへのチャーター便の取り扱いは「この数年間、コスト面で折り合いが付かなかったが、ずっと意欲はあった」(丸紅エアロスペース民間航空機ビジネスユニット課長の犬塚耕一氏)という。


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