JTB、初の第3国チャーターを設定−岡山/パラオ間をコンチネンタル航空で

  • 2009年7月1日
 ジェイティービー(JTB)グループのJTB中国四国とアールアンドシーツアーズは、9月19日出発9月23日帰着のスケジュールで、岡山/パラオ(コロール)間のチャーター便を設定することを決めた。航空会社はコンチネンタル航空(CO)。従来、チャーター便設定の際には、日本と就航先の国以外の第3国の航空会社で運航すること(第3国チャーター)は困難であったが、昨年12月のITCチャータールールの緩和により容易化。国土交通省国際航空課によると、ルール緩和後の第3国チャーターの申請は初めてで、6月30日付で運航を認可した。

 ルールの緩和により、特に定期便が減少する地方発のチャーター便の活性化が期待されている。今回が初のケースであるものの、国際航空課にはすでに6件程度の問い合わせがあり、「今後実際の申請があがってくるはず」とルール緩和の効果を見込む。JTBでも、第3国チャーターが容易化したことで、チャーター便の設定がより柔軟にできるようになったと評価。今後も各地から積極的にチャーター便を設定し、旅行需要を喚起したい考えを示している。また、COでも、「新しいチャンスとして今後も積極的に取り組んでいきたい」とコメントした。

 通常、岡山からCOの定期便でグアムを経由してパラオを訪れると約9時間かかるが、直行チャーターの設定では4時間半に短縮となる。今回のチャーター便の使用機材はボーイングB737型機で、JTBグループ2社が買い取り。COによると座席数はビジネスクラスが14席、エコノミークラスが141席だ。