「日本の宿おもてなし検定」5月1日から申し込み受付

 日本旅館の接遇向上や人材育成を目的に「日本の宿おもてなし検定」が6月に初めて実施される。5月1日から申し込みを受け付け、試験はウェブ上で行う。第1回は初級編とし、公式テキストから出題する。

 検定は、JTB協定旅館ホテル連盟(小田禎彦会長)が国際観光旅館連盟(佐藤義正会長)、日本観光旅館連盟(佐久間進会長)、全国旅館生活衛生同業組合連合会(佐藤信幸会長)とともに2008年11月に日本の宿おもてなし委員会(小口潔子委員長)を設立し準備していた。(1)日本旅館の接遇に関する「業界資格・検定制度」を導入し、資格取得に向けた「教育・支援プログラム」を構築することにより、お客様と応対するスタッフのインセンティブの向上と継続的なサービスのレベルアップに資する(2)接遇サービスを中心とした旅館における業務サービスの基準化により、旅館業界の人材確保・人材育成に資する(3)海外からのお客様に対するサービス知識・スキルの向上により、国際競争力ある観光地の形成とインバウンド市場の拡大に寄与する−ことを目的としている。

 受験資格は問わないが、日本国内の旅館ホテル従事者や旅館ホテルへの就業を目指す人を主対象としている。検定実施に伴い、公式テキストを作成しJTB能力開発から2100円で販売されている。このテキストから知識編30問、実務編30問が出題され、正解率80%以上が合格。

 申し込みは公式ホームページから5月1日−6月7日に受け付ける。試験は6月22日−7月10日の期間で、ウェブ上で行う。受験料は3000円。

公式ホームページでは現在、お試しチャレンジとして10問が出題されている。


情報提供:トラベルニュース社