阪急、3月の海外旅行は16%減、米、韓、東欧が好調、阪神は17.8%減

  • 2009年5月7日
 阪急交通社の3月の海外旅行の取扱額は前年比16.0%減の162億6864万2000円であった。アメリカ、韓国、東欧方面は好調であったが、カナダ、ロシア、東南アジア方面が不振。国内旅行は北陸、中部、四国方面が堅調で、0.9%増の125億1371万4000円と微かに前年を上回った。外国人旅行は23.8%減の6285万9000円で、総取扱額は9.4%減の288億4521万5000円となった。

 2008年度(08年4月〜09年3月)の累計でみると、海外旅行は14.0%減の2146億9689万3000円、国内旅行は1.6%減の1354億3068万3000円、外国人旅行は7.1%減の13億8611万2000円で、総取扱額は9.6%減の3515億1368万8000円となった。

 また、阪神航空の3月の海外旅行の取扱額は17.8%減の20億9484万3000円。業務渡航を主力とする手配旅行が景況悪化による企業の経費削減の影響を受け、取扱件数、取扱額ともに減少した。国内旅行は他社商品代売が好調。ただし、受注型企画旅行と航空券などの取扱いが減少し、前年比13.4%減の2億3126万3000円となった。総取扱額は17.4%減の23億2610万6000円であった。