JTBロイヤルロード銀座、ディズニーの旅行商品を販売へ−米国3コースから

  • 2009年4月23日
 JTBロイヤルロード銀座(RRG)は5月、ウォルト・ディズニー・パーク&リゾートが企画する現地発着ツアー「アドベンチャー・バイ・ディズニー」の取り扱いを開始する。アドベンチャー・バイ・ディズニーはアメリカの富裕層ファミリー向けに2005年に発売された「冒険型旅行」で、JTB首都圏代表取締役社長の野口英明氏によると「参加する人々を楽しませ、サプライズも盛り込まれたディズニーだけができる旅行」という。現在北米市場向けに22コースがあるが、このうち3コースに成田発着の航空券と添乗員、通訳を付け募集型企画商品にする。順次取り扱いコースを拡大し、2011年には取扱人数500名まで拡大したい考えだ。

 コースは、グランドキャニオンやセドナなどを訪れる「サウスウェスト・スプレンダー」、レイク・タホやヨセミテ国立公園などの「ゴールデン・パス・トゥ・ヨセミテ」、アメリカ西海岸と南カリフォルニアで、ハリウッドやウォルト・ディズニーゆかりの土地などをめぐる「バックステージ・マジック」の3コース。いずれも最少催行人数は25名で、最大は40名。旅行代金は2名1室利用で大人が59万円から、子供が56万円から。この価格帯は、RRGで最も設定数が多い「旅彩彩」と同程度という。

 販売戦略としては、専用のパンフレットを作成し、銀座のRRG店舗のみで販売する。説明会と新聞広告、ウェブでの告知を組み合わせてプロモーションする。なお、ファミリー層をターゲットとしており、現在のRRGの顧客層であるシニア層から、3世代の旅行やシニア層と孫の旅行など、新しい顧客層を開拓する方針だ。