スペイン、新たな素材で消費者ニーズに対応−観光ミッション団来日

2008年のスペインへの全世界からの訪問者数は5700万人で、このうち日本人訪問者数は約28万人。スペイン産業観光商務省・観光推進局新興市場ディレクターのヌリア・グスマン氏は、「人数だけで見れば日本は『新興市場』だが、スペインに対して文化的な関心がとても高く大切な市場」と日本市場を重視。ヨーロッパ人に多く見られるビーチやリゾートへの旅行だけでなく、スペインの多様性で訴求できるとの考えだ。今後も各地のプレゼンテーションやイベントなどによりプロモーションを展開していく。
同局マーケティング・マネージャーの洞澤徹氏は、「露出が増えたことで消費者の目がスペインに向いてきた」と話し、「旅行会社側も消費者のニーズにあわせてこれまでのフラメンコや闘牛といったイメージだけでない新たな商品を提案している」と今後さらなる商品バリエーションの増加や拡大に期待した。