燃油費、日本発着路線が出そろう―日系を下回る会社は少数
日本発着路線の燃油サーチャージが出そろった。廃止に踏み切った会社はベトナム航空(VN)とセブ・パシフィック航空(5J)の2社のみであったが、燃油価格の値下がりを受けて、各社ともに大幅に引き下げている。その中で今回の改定の特徴としては、これまでの傾向と異なり、日系航空会社が外国航空会社よりも低い額に設定したケースが目立つ。
日系航空会社よりも低く燃油サーチャージを設定した外航は、欧州系ではヴァージン・アトランティック航空(VS)、アジアではVNと5Jのほか、一部路線について大韓航空(KE)とアシアナ航空(OZ)。オセアニアではジェットスター航空(JQ)が日本航空(JL)よりも約30%安く設定した。アエロメヒコ航空(AM)はメキシコ線を34米ドルとしており、現在の為替レートであれば、日系航空会社の北米線の3500円よりも安いと言える。
これまでは外国航空会社が日系航空会社よりも低額に設定し、消費者の購買行動に影響を与えてきたと考えられている。円高傾向も手伝って韓国やグアム、欧州などレジャー需要復調の兆しが見られるなか、こうした設定額がどのように影響するか、次回の改定時期である7月までの動向に注目が集まる。
▽各社燃油サーチャージ一覧 ※日本発着路線分で国土交通省航空局の認可済み分(3月31日現在)
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日系航空会社よりも低く燃油サーチャージを設定した外航は、欧州系ではヴァージン・アトランティック航空(VS)、アジアではVNと5Jのほか、一部路線について大韓航空(KE)とアシアナ航空(OZ)。オセアニアではジェットスター航空(JQ)が日本航空(JL)よりも約30%安く設定した。アエロメヒコ航空(AM)はメキシコ線を34米ドルとしており、現在の為替レートであれば、日系航空会社の北米線の3500円よりも安いと言える。
これまでは外国航空会社が日系航空会社よりも低額に設定し、消費者の購買行動に影響を与えてきたと考えられている。円高傾向も手伝って韓国やグアム、欧州などレジャー需要復調の兆しが見られるなか、こうした設定額がどのように影響するか、次回の改定時期である7月までの動向に注目が集まる。
▽各社燃油サーチャージ一覧 ※日本発着路線分で国土交通省航空局の認可済み分(3月31日現在)
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