問　温泉王国ハンガリーでは古くから温泉が利用されていた。何年前にはじまったものか


A　2000年前
B　1500年前
C　1000年前

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
――正解は最下行へ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ココに注目！
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
▽療養効果が高いハンガリーの温泉、ブタペストの中心にも源泉あり

　国内100ヶ所以上に400を超える温泉施設をもつハンガリーは、世界有数の温泉王国として知られている。そもそもは2000年前、天然に湧き出る温泉を古代ローマの兵士が慰安に利用したのがはじまり。その後、オスマントルコの影響でトルコ式の温泉、19世紀にはアールヌーボー様式など格調高い建物に温泉が造られ、近年は癒しや治療効果を追及した機能的なスパ、プール、フィットネスセンターなどを併設する温泉リゾートへと発展している。

　日本と同様、ハンガリーでも温泉はウェルネスや医療を目的とした療養温泉として用いられている。1934年に温泉都市の称号を得た首都ブダペストも、街の中心に位置するゲレールトの丘の地下から薬用鉱泉が湧き出ており、有名なゲレールト温泉をはじめ、ルダシュ温泉やラーツ温泉の源泉となっている。

　バラトン湖の西6キロに位置するヘーヴィーズ湖も同様だ。ヨーロッパ最大のこの温泉湖は、ラジウム、硫黄、その他ミネラルを豊富に含んだ湯が毎秒420リットルも湧き出ており、1795年から療養温泉として親しまれてきた。特に湖底の泥に酵素など治療効果の高い成分を含み、リュウマチや通風、運動機能障害、炎症、関節疾患ほか、美容などに効果がある。

　また、ペーチから25キロのハルカニーも、古くから療養温泉として知られている場所。炭酸に硫黄分が溶け込んでいる温泉で、リュウマチや慢性皮膚炎、関節炎、神経痛、婦人病などに効果があり、飲用すれば胃腸病にも効くという。


▽各種ウェルネスパッケージでお得な旅を

　心身の癒しや療養目的で温泉を訪れる人には、ウェルネスパッケージを提案したい。各温泉リゾートやホテルではさまざまな内容のプランを用意しており、温泉はもちろん、宿泊や食事までセットされている。短いものなら1泊、長いものでは21泊（3週間）のプランがあり、内容もスパセラピー、温泉グルメ、美容プランなど多種多様。多くは宿泊やハーフボード（朝食と夕食）がパッケージされており、これにマッサージやパック、フィットネス・エクササイズなどが付いている。

正解：A