アメリカ西部でフライ&ドライブ(5)ロサンゼルスを走る
アメリカ西部でフライ&ドライブ(5)ロサンゼルスを走る
〜ドライブのタイプ:大都市でのドライブ
レンタカーの海外でのドライブは、どうしても遠くへ出かけるイメージがある。確かにアメリカの広大な大地で車を走らせるのは気持ちがいい。しかし、逆に大都市に標準をあて、その都市の住人のように市街を走るのも、アメリカでのドライブの楽しみ。特にロサンゼルスのような大都市は、ビジネス街やテーマパーク、エンターテイメント施設、ショッピングエリアなどあらゆる見どころが凝縮していて、短い走行時間でいろいろな街の風景に出会える。さらに郊外にも足を伸ばせば、私たちがイメージする西海岸の風景があちらこちらで見られる。
例えばサンタモニカの海岸に沿って車を走らせ、窓を全開にして潮風を感じたり、ビバリーヒルズの背の高いヤシの木の並木道をドライブして沿道の豪邸を眺めたり、西海岸一のショッピングセンター、サウスコーストプラザでその巨大さに感激したり……。町中のドライブはフリーウェイを60マイルで走っていては感じることができない、普段のロサンゼルスの姿を目にすることができる。自分で運転していれば、気になったショップやレストラン、何気ない街角で、すぐに車を停めて行くことも可能だ。(ただし、そこに駐車できる場所があるか、確認は必要!)運転しているうちに、街の住人のような気分になり、ロサンゼルス旅行の楽しみが何倍にも広がる。
それに、車社会のアメリカは、大都市といえどもやはり車で移動したほうが便利にできているのは事実だ。例えば、ロサンゼルスツアーに組み込まれていることの多い、ハリウッドやビバリーヒルズ、ディズニーランド。これらの観光スポットは町の中心(ロサンゼルスのダウンタウン)からかなり離れている。ロサンゼルスを東京周辺と置き換えてみて、ダウンタウンを皇居の位置とすれば、ユニバーサルスタジオはさいたま市、ディズニーランドは千葉市、ロサンゼルス国際空港は川市あたりになるだろうか。市バスはエリア全体にルート網をもっているが、鉄道路線は6本だけ。東京のように鉄道網が広がっているならいいが、ツアーバスを使わず公共の交通機関だけで移動するのはかなり大変だ。
さて、ロサンゼルス国際空港でレンタカーを借りる場合、ターミナル内には窓口はなく、各レンタカー会社に行く必要がある。予約をしてあるレンタカー会社の専用送迎バスに乗って、まずはそれぞれの事務所へ。無事に車を借りられたら走りだす前に、ロサンゼルスの全体の位置関係(目的地のだいたいの場所)と道路システム(主要な道路の番号)を頭にいれておきたい。ロサンゼルスでは、南北に走る(実際は海岸線に沿っているので北西から南東に斜めに走っている)I-5号線と東西に走るI-10号線が基幹道路。下一桁が5、あるいは下二桁が10の道路は、大まかにいえば、それぞれの道路のバイパスだ。
例えば空港からダウンタウンの近くのホテルに向かうなら、I-105号線を東、I-110号線を北へ。ディズニーランドがあるアナハイムへ行くなら、I-405号線を南へ行き、途中からCA-22号線へと、大まかなルートを覚えておけば、あとは標識に従っていくだけで目的地の周辺に辿り着くことができる。カーナビを使う場合、地図でおおまかなルートを頭に入れ、目的地に近づいたらカーナビで詳細な場所を調べるほうが間違いは少ない。最初からピンポイントでゴールに向かうのではなく、まず目的地周辺をめざし、それから目的地に向かって範囲を狭めていくのが、スムーズなドライブのコツ。
アメリカの道路システムは、日本よりずっと分かりやすい。道を間違えてしまっても、修正するのは簡単だ。住所の表記はきちんと規則性があるし、標識も親切。高速道路はすべて無料なので、何度乗り降りしてもいい。あとは運転する人の心の余裕さえあれば、必ず楽しいドライブができるはずだ。
▽ドライブ情報(ロサンゼルス観光局)
http://www.lax.or.jp/drive/index.html
▽今週の特集
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(4)フラッグスタッフ〜サンタフェ(2009/03/05)
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(3)イエローストーン国立公園へ(2009/03/04)
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(2)ラスベガス〜グランドサークル(2009/03/03)
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(1)サンフランシスコ〜ナパバレー(2009/03/02)
〜ドライブのタイプ:大都市でのドライブ


それに、車社会のアメリカは、大都市といえどもやはり車で移動したほうが便利にできているのは事実だ。例えば、ロサンゼルスツアーに組み込まれていることの多い、ハリウッドやビバリーヒルズ、ディズニーランド。これらの観光スポットは町の中心(ロサンゼルスのダウンタウン)からかなり離れている。ロサンゼルスを東京周辺と置き換えてみて、ダウンタウンを皇居の位置とすれば、ユニバーサルスタジオはさいたま市、ディズニーランドは千葉市、ロサンゼルス国際空港は川市あたりになるだろうか。市バスはエリア全体にルート網をもっているが、鉄道路線は6本だけ。東京のように鉄道網が広がっているならいいが、ツアーバスを使わず公共の交通機関だけで移動するのはかなり大変だ。
さて、ロサンゼルス国際空港でレンタカーを借りる場合、ターミナル内には窓口はなく、各レンタカー会社に行く必要がある。予約をしてあるレンタカー会社の専用送迎バスに乗って、まずはそれぞれの事務所へ。無事に車を借りられたら走りだす前に、ロサンゼルスの全体の位置関係(目的地のだいたいの場所)と道路システム(主要な道路の番号)を頭にいれておきたい。ロサンゼルスでは、南北に走る(実際は海岸線に沿っているので北西から南東に斜めに走っている)I-5号線と東西に走るI-10号線が基幹道路。下一桁が5、あるいは下二桁が10の道路は、大まかにいえば、それぞれの道路のバイパスだ。
例えば空港からダウンタウンの近くのホテルに向かうなら、I-105号線を東、I-110号線を北へ。ディズニーランドがあるアナハイムへ行くなら、I-405号線を南へ行き、途中からCA-22号線へと、大まかなルートを覚えておけば、あとは標識に従っていくだけで目的地の周辺に辿り着くことができる。カーナビを使う場合、地図でおおまかなルートを頭に入れ、目的地に近づいたらカーナビで詳細な場所を調べるほうが間違いは少ない。最初からピンポイントでゴールに向かうのではなく、まず目的地周辺をめざし、それから目的地に向かって範囲を狭めていくのが、スムーズなドライブのコツ。
アメリカの道路システムは、日本よりずっと分かりやすい。道を間違えてしまっても、修正するのは簡単だ。住所の表記はきちんと規則性があるし、標識も親切。高速道路はすべて無料なので、何度乗り降りしてもいい。あとは運転する人の心の余裕さえあれば、必ず楽しいドライブができるはずだ。
▽ドライブ情報(ロサンゼルス観光局)
http://www.lax.or.jp/drive/index.html
▽今週の特集
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(4)フラッグスタッフ〜サンタフェ(2009/03/05)
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(3)イエローストーン国立公園へ(2009/03/04)
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(2)ラスベガス〜グランドサークル(2009/03/03)
◆アメリカ西部でフライ&ドライブ(1)サンフランシスコ〜ナパバレー(2009/03/02)