09年の海外総旅行消費額は11%減、総旅行者数は1997年以来最小に−JTB予測
ジェイティービーは2009年の旅行市場の見通し調査結果として、市場規模は総旅行人数が1.3%減の3億855万人で、海外旅行が4.4%減の1530万人、国内旅行が1.1%減の2億9325万人となる予測を立てた。総旅行者数は1997年以降で最小値、また海外旅行は2003年以来2番目に少ない予想だ。このうち、海外旅行は世界的な経済環境の悪化により、レジャー市場は先行き不透明感や世間体を気にして旅行を控える心理的な側面が影響する見通し。ビジネス需要は新規市場開拓を目的とするビジネスマンの交流は活発としながらも、設備投資の縮小や経費削減の進行で減少するとしている。2009年の訪日旅行は0.6%減の830万人。
旅行総消費額は6.1%減の14兆1600億円で、そのうち海外旅行消費額は11%減の4兆5100億円、国内旅行消費額は3.6%減の9兆6500億円。平均消費額は、海外旅行は6.9%減の29万5000円、国内旅行は2.5%減の3万2900円と見込んでいる。海外旅行については、燃油サーチャージの値下げや円高が需要の追い風になるとの見方だが、一方で燃油サーチャージと現地滞在費用の低下にもつながり、人数の減少とあわせて大きく減少する予測だ。
海外旅行の動向として、方面ではウォン安の韓国で買い物やグルメを目的にした旅行者が好調に推移。香港やマカオ、マレーシアなどの近隣アジアは堅調と予想する。また、4月以降の燃油サーチャージが廃止、または大幅値下げとなった場合はヨーロッパや、LCCのジェットスター(JQ)就航によるオーストラリアも増加に転じる可能性があるとしている。
なお、2008年は総旅行者数は1.5%減の3億1251人で、海外旅行は7.7%減の1600万人、国内旅行は1.1%減の2億9651万人を予想。旅行総消費額は3%減の15兆800億円、海外旅行が4.3%減の5兆700億円、国内旅行が2.2%減の10兆100億円だが、平均消費額をみると海外旅行は燃油サーチャージの値上がりなどの影響により3.7%増の31万6900円と推計している。国内旅行は1.2%減の3万3760円との見通しだ。
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◆JTBF、2009年の海外旅行者数は続減の1520万人を予想−回復は10年半ば以降か(2008/12/18)
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海外旅行の動向として、方面ではウォン安の韓国で買い物やグルメを目的にした旅行者が好調に推移。香港やマカオ、マレーシアなどの近隣アジアは堅調と予想する。また、4月以降の燃油サーチャージが廃止、または大幅値下げとなった場合はヨーロッパや、LCCのジェットスター(JQ)就航によるオーストラリアも増加に転じる可能性があるとしている。
なお、2008年は総旅行者数は1.5%減の3億1251人で、海外旅行は7.7%減の1600万人、国内旅行は1.1%減の2億9651万人を予想。旅行総消費額は3%減の15兆800億円、海外旅行が4.3%減の5兆700億円、国内旅行が2.2%減の10兆100億円だが、平均消費額をみると海外旅行は燃油サーチャージの値上がりなどの影響により3.7%増の31万6900円と推計している。国内旅行は1.2%減の3万3760円との見通しだ。
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