travelvision complimentary

ジャルパック、総額表示へ−日本旅行は先行発売で開始、阪神航空は近接で

  • 2008年12月26日
 ジャルパックは、2009年度の上期商品について、旅行代金に燃油サーチャージ額を含めて表示する「総額表示」で発売する方針を固めた。ジャルパック公報宣伝グループによると、わかりやすさを重視した結果。ただし、現在は準備段階で、販売店へのコミッションなどの課題について検討を進めており、パンフレットの期間を3ヶ月に設定する可能性もあるという。2009年1月14日の商品発表までには詳細を決定する。

 日本旅行も、12月26日に先行発売するヨーロッパ商品で総額表示を導入。商品は「遙かなるヨーロッパ」と、「花咲くオランダ・ベルギー・ルクセンブルク」。2009年度の上期商品については未定であるものの、日本旅行では以前から総額表示をめざす考えを示しており、全体での導入の可能性は高そうだ。なお、今回発売した商品の旅行代金は、例えば「ウィーン・ザルツブルクとプラハ音楽祭の旅10日」の場合、KLMオランダ航空(KL)のエコノミークラス利用でル・メリディアン・ウィーンなどに宿泊し、59万9000円から。

 一方、阪神航空では、2009年度上期の商品は総額表示ではなく、燃油サーチャージの目安額を旅行代金の近くに表示する「近接表示」で販売することを決定。阪急阪神交通社ホールディングス広報担当によると、理由は「(様々な要因を)全体的に判断したもので、一概には言えない」といい、下期商品については未定と説明した。