
ベトナム航空(VN)日本地区副総支配人のキエウ・アイン氏は、VN主催の年末パーティーで、「来年はビジットワールドキャンペーン(VWC)とともに、積極的にプロモーション活動を展開していく」と方針を語った。アイン氏は現在の状況について、「景気の下降という難題に業界全体が直面している」としながらも、本年度の日本ベトナム外交樹立35周年記念について触れ、セミナーや会議、展示会、FAMツアーといった各種イベントの開催により「日本・ベトナムの友好関係に新しい弾みをつけられた」と前向きな姿勢を示した。さらに、先日、東京で開催された「日本ベトナムツーリズム会議」について触れ、観光庁から観光プロモーションの支援を受けるとともに、ベトナム政府観光局が日本でのプロモーション活動を優先的に展開することを発表したことを明かした。
VWC2000万人推進室副室長の田端俊文氏はVWCの重点デスティネーションとして、下期の特別推進国にベトナムを入れたことを説明。田端氏はベトナムの魅力として、ビーチリゾート、人々のフレンドリーさとホスピタリティをあげ、政情が不安定なアジアのデスティネーションのなかで、めざましい発展をとげているベトナムは「2010年のオープンスカイの流れもあり、重要な拠点となる可能性がある」と期待感を示した。