国交省、羽田拡張後の発着枠配分の懇談会、新規枠や地方路線のあり方論点に

羽田空港は2010年10月の供用開始後、現在の年30.3万回から年40.7万回に段階的に増加することになっており、1時間あたりの処理能力は現在の63回(出発・到着の合算)から70回に増加。発着枠は1日あたり130回増加し、そのうち56回・28便を国際定期便に振り分け、国内定期便の増便数は74回・37便になる。今回の議論の対象はこの37便の振り分け。論点は、新規優遇枠の必要性や規模、競争促進のあり方、および地方路線の維持・形成のための方策で、小型機の乗り入れの取り扱いや発着枠割り当てに際して大手航空会社で実施する評価方式を新規航空会社にも対象とするなどもポイントとなる。懇談会は全6回開催し、2009年7月ごろに報告書を取りまとめる予定だ。