日本旅行、成田発JQ便のケアンズ商品を発売−LCC利用の旅行代金の動向は
日本旅行はジェットスター航空(JQ)を利用する「遊んじゃおう!ケアンズ」を別パンフレットで展開する。設定期間は10月1日から2009年3月31日で、12月14日出発まではカンタス航空(QF)利用となる。旅行代金はJQ利用となる12月18日から3月31日出発の「ディスカバリー・リゾート」宿泊では、4日間が9万9900円から21万6900円の設定。航空券は成田行きの場合、JQはQFより2万円から3万円程度安い設定となっており、パッケージツアーの価格にも注目が集まるところだが、QF利用とJQ利用で大きく値段が変わるわけではないという。
他のホールセーラーでも下期商品でJQ利用商品を設定している。近畿日本ツーリスト(KNT)の場合、JQと前年の他の航空会社を比べると1万円から2万円高く、座席量を考えると価格が上がることはありえるとみる。ただし、燃油サーチャージはJQの方が3万円ほど安く、消費者から見た総額では結果的に安くなるという。その他の旅行会社では、周遊型の場合、区間ごとの購入が必要で従来よりも高くなり、日本の地方発の場合も普通運賃で買わなくてはならないという使いにくさも指摘。JQ直行便のツアーはよいが、周遊型では他の航空会社を利用するなど、使い分けが必要になるだろうとの考え方もある。
▽燃油サーチャージの安さ、就航による需要喚起に期待
JQ就航による期待もある。例えば日本旅行では現在、JQが展開している成田便の新規就航のキャンペーンCMについて、イメージがよく、需要喚起になると期待。また、ジェイティービーではビジネスクラスとエコノミークラスの間の「プレミアム・エコノミー」ができることで、ビーチリゾートへの客層のバリエーションがひろがるのではないか、としている。新規就航や新しいサービスによって消費者の認知が広がれば、旅行を検討してもらえる機会が増える。そこから需要を摘み取っていきたいと、前向きな姿勢もあった。
なお、JQでは8月に東京支店を立ち上げた。現在、マーケットニーズの把握に取り組んでおり、これまで大阪と名古屋で取り組んできたように、関東でも旅行会社をチャネルの中心として重視して展開していく考えだ。
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◆ジェットスター、成田線も旅行会社重視、QFと営業協力−東京支店長にAC中田氏(2008/07/15)
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▽燃油サーチャージの安さ、就航による需要喚起に期待
JQ就航による期待もある。例えば日本旅行では現在、JQが展開している成田便の新規就航のキャンペーンCMについて、イメージがよく、需要喚起になると期待。また、ジェイティービーではビジネスクラスとエコノミークラスの間の「プレミアム・エコノミー」ができることで、ビーチリゾートへの客層のバリエーションがひろがるのではないか、としている。新規就航や新しいサービスによって消費者の認知が広がれば、旅行を検討してもらえる機会が増える。そこから需要を摘み取っていきたいと、前向きな姿勢もあった。
なお、JQでは8月に東京支店を立ち上げた。現在、マーケットニーズの把握に取り組んでおり、これまで大阪と名古屋で取り組んできたように、関東でも旅行会社をチャネルの中心として重視して展開していく考えだ。
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