中国地方発の航空路線も縮小へ、香港エクスプレスとバンコクエアウェイズ

  • 2008年7月30日
 燃油価格の高騰を受け、航空会社が路線計画を修正し、関西空港発着をはじめとする国際線の運休、減便、撤退の方針が増える傾向にある。香港エクスプレス航空(UO)が8月30日から週3便を運航する岡山線を、8月31日から週2便の広島線を運休するという。UOは岡山線を4月26日に就航、広島線は5月1日に就航したばかりだった。

 両県によると、UOの運休は燃油高騰などによる経営悪化のため、7月にUOのロニー・チョイ総裁が辞任。社内体制の変更により、日本路線の再編をはかったという。このなかで、岡山線と広島線以外で、UOは中部線を8月9日から、鹿児島線が8月29日からそれぞれ週1便を減便。一方、沖縄線は7月29日に週3便を増便して週7便、9月1日から関西線を週7便で新規就航する予定だという。

 また、広島/バンコク線を就航するバンコクエアウェイズ(PG)も、10月1日から現行の週3便を週2便に減便。ただし、機材は現在のエアバスA319型機による計120席の2クラス制を変更し、A320型機によるエコノミークラスのみの150席とし、30席増やす。PG広島支店では、「日本発のバンコク行きのリピーターが多く、需要に応じて復便を検討していきたい」としている。


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