アクセスランキング、1位はJQ、2位はNHの新IT運賃−
今週は大阪に乗り入れているジェットスターの東京進出が第1位となりました。カンタス航空(QF)から路線を引き継ぐことになるわけで、旅行会社との関係は「継続」を強調していますが、どのように変わっていくか、変わらないのか、興味のあるところです。あるオーストラリアのジャーナリストから最近、「日本マーケットは本当に戻ってくるのか」と問われ(参考サイト)、答えに窮してしまいました。今回の施策は日本市場の全体からすると減便で、「供給がなければ行けないことも現実」と答えましたが、オーストラリア側も問題があり、両者(日本とオーストラリア)が互いの状況をもっと真剣に考え、対応することで一致しました。具体的にどのように取り組むか、がもっとも難しいことですが、JQの東京市場の参入をきっかけとして、市場の活性化という点で継続しつつ、日豪のサプライヤー、バイヤーが「Win-Win」関係を築くということでは新しい関係が望まれます。
全日空のIT運賃への対応も気になります。実は今週、取材でヨーロッパを訪れていましたが、各国から来た記者さんたちの共通の話題は、原油高騰で車を使った旅行はどうだ、あるいはサーチャージに関わる表示や航空会社の利益に関するそれぞれの見解。先ごろの欧州での表示に関する考え方や、サーチャージは運賃に含まれるべきか否か、それぞれの国で細かい部分で意見の分かれるところもありましたが、運賃に含まれるべきではないか、という意見がその場では多かったようです。ただし、そうするとアジアではサーチャージ分の運賃が上昇することで、結果的にコミッションが増える点にもさまざまな意見が出ました。ただ、世界の旅行者が燃油サーチャージを「わかりにくい」と認識していると思っていることは同じです。もし、全日空が新IT運賃の方法をとるならば、日本に固有の運賃であるとは言え、世界の動向にも一石を投じるような動きになるでしょう。
私の個人的な体験だけでなく、ニュース全般をみていると、「油」に関わる動きを伝えていることが日に日に増えていると実感します。ジャルパックやルックJTBといったホールセール商品の販売動向への影響はもちろんのこと、10位にランクインしたショッピングにも影響しています。そもそも、税金の還付は燃油費の還元というより、お得にショッピングができるメリットがあったはず。しかし、現在のような高額な燃油費、経済の低迷という中で、海外旅行に行く動機、日本人が買い物をしないといわれることに一石を投じ、店頭販売にも何らかのセールストークになればという企画ですので、ぜひ皆さんの自由なご意見をおよせいただけば、とおもいます(メール editor@travelvision.co.jp)。(鈴木)
▽トラベルビジョン・記事ランキング(7月第3週:7月14日〜7月18日午後6時)
第1位
◆ジェットスター、成田線も旅行会社重視、QFと営業協力−東京支店長にAC中田氏(2008/7/15)
第2位
◆全日空、新IT運賃に前向き−「徐々に進んでいる」(2008/7/16)
第3位
◆主要旅行会社、5月の海外旅行取扱額は1.3%増、前年実績超えは半数以下に(2008/7/14)
第4位
◆ジャルパック、08年度上期の販売人数は20%減−組織改編で厳しい環境乗り切る(2008/7/17)
第5位
◆ANAグループ、日本で初めてB767-300ERにウィングレット装着−燃費5%向上(2008/7/15)
第6位
◆国交省、「eチケット発券で航空運送契約成立」−ゴーイング問題再発防止で通達(2008/7/14)
第7位
◆エジプト航空、スターアライアンスに正式加盟、秋に専用ターミナルも完成へ(2008/7/14)
第8位
◆HIS、海外支店勤務者提案の「Jimo旅」を発売−ウェブ限定で集客は100名目標(2008/7/15)
第9位
◆ルックJTB、上期は販売人数3%減で苦戦−年間目標は下げずに使命を果たす(2008/7/18)
第10位
◆スマートショッピングで燃油サーチャージの金額分を取り戻そうパリ編(1)(2008/7/15)
全日空のIT運賃への対応も気になります。実は今週、取材でヨーロッパを訪れていましたが、各国から来た記者さんたちの共通の話題は、原油高騰で車を使った旅行はどうだ、あるいはサーチャージに関わる表示や航空会社の利益に関するそれぞれの見解。先ごろの欧州での表示に関する考え方や、サーチャージは運賃に含まれるべきか否か、それぞれの国で細かい部分で意見の分かれるところもありましたが、運賃に含まれるべきではないか、という意見がその場では多かったようです。ただし、そうするとアジアではサーチャージ分の運賃が上昇することで、結果的にコミッションが増える点にもさまざまな意見が出ました。ただ、世界の旅行者が燃油サーチャージを「わかりにくい」と認識していると思っていることは同じです。もし、全日空が新IT運賃の方法をとるならば、日本に固有の運賃であるとは言え、世界の動向にも一石を投じるような動きになるでしょう。
私の個人的な体験だけでなく、ニュース全般をみていると、「油」に関わる動きを伝えていることが日に日に増えていると実感します。ジャルパックやルックJTBといったホールセール商品の販売動向への影響はもちろんのこと、10位にランクインしたショッピングにも影響しています。そもそも、税金の還付は燃油費の還元というより、お得にショッピングができるメリットがあったはず。しかし、現在のような高額な燃油費、経済の低迷という中で、海外旅行に行く動機、日本人が買い物をしないといわれることに一石を投じ、店頭販売にも何らかのセールストークになればという企画ですので、ぜひ皆さんの自由なご意見をおよせいただけば、とおもいます(メール editor@travelvision.co.jp)。(鈴木)
▽トラベルビジョン・記事ランキング(7月第3週:7月14日〜7月18日午後6時)
第1位
◆ジェットスター、成田線も旅行会社重視、QFと営業協力−東京支店長にAC中田氏(2008/7/15)
第2位
◆全日空、新IT運賃に前向き−「徐々に進んでいる」(2008/7/16)
第3位
◆主要旅行会社、5月の海外旅行取扱額は1.3%増、前年実績超えは半数以下に(2008/7/14)
第4位
◆ジャルパック、08年度上期の販売人数は20%減−組織改編で厳しい環境乗り切る(2008/7/17)
第5位
◆ANAグループ、日本で初めてB767-300ERにウィングレット装着−燃費5%向上(2008/7/15)
第6位
◆国交省、「eチケット発券で航空運送契約成立」−ゴーイング問題再発防止で通達(2008/7/14)
第7位
◆エジプト航空、スターアライアンスに正式加盟、秋に専用ターミナルも完成へ(2008/7/14)
第8位
◆HIS、海外支店勤務者提案の「Jimo旅」を発売−ウェブ限定で集客は100名目標(2008/7/15)
第9位
◆ルックJTB、上期は販売人数3%減で苦戦−年間目標は下げずに使命を果たす(2008/7/18)
第10位
◆スマートショッピングで燃油サーチャージの金額分を取り戻そうパリ編(1)(2008/7/15)