JTBロイヤルロード銀座、下期商品全コースで計100以上の世界遺産訪問を設定

  • 2008年7月15日
 JTBロイヤルロード銀座は7月15日、50歳以上を対象とした「旅彩彩(たびさいさい)」の下期商品全50コースを設定した。シニア層は、地域を問わず世界遺産の訪問への需要が高いことから、台湾を除く49コースで合計100ヶ所以上の世界遺産を訪れる設定にし、世界遺産を一覧化した。

 同ブランドはゆとり、安心、充実をコンセプトに展開。近年の下期商品はトルコ、アフリカ、中南米方面のコースの人気が高まり、2007年度は全方面のうち30.6%を占めた。特に南米の周遊型で、マチュピチュ、ブラジル、イグアスの滝を一度に見学できるコースが人気だという。今年はリオのカーニバルを見学できるコースを3コースに増設したほか、ガラパゴス諸島のクルーズとエンジェルフォールズを訪れるコースを新設。旅行日数は8日間から18日間で設定した。中東もエジプトのナイトクルーズ、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、モロッコなど幅広く揃えた。中南米、中近東、アフリカ方面は全16コースをそろえ、旅慣れた顧客層の開拓をめざす。

 さらに、特別コースとして「大いなる自然の奇跡グレートオーシャンロード・メルボルンとアデレード11日間」を設定。シンガポール航空(SQ)のエアバスA380型機を使用した成田発着便を往復で利用し、12室限定のスイート利用プランも用意する。オーストラリアでは、旅情を感じる「インディアンパシフィック」と「オーバーランド」の2つの鉄道で移動し、アデレードからシドニーまでの旅程ではブルーマウンテンズ国立公園を通る。設定日は9月19日、11月14日、2009年2月6日。料金は61万8000円からで、各設定日でビジネスクラス利用は118万8000円、スイート利用は238万3000円。JTBロイヤルロード銀座では旅彩彩で、前年比3%増の年間4000名の取扱いをめざす。