ジェットスター、成田線も旅行会社重視、QFと営業協力−東京支店長にAC中田氏

JQグループ・ジェネラル・マネジャー・コマーシャルのブルース・ブキャナン氏は、「これまでの(関西と中部の)日本路線は、ロードファクターが70%半ばから70%後半となるなど好調」とし、人口の多い首都圏での展開に期待を示した。QFは、成田/ケアンズ路線の撤退理由として週14便で年間約1億米ドル(約106億4170万円)の赤字が発生するとしていたが、JQであれば「コストがQFより40%少なく、利益は得られる」という。成田/ケアンズ線で日本航空(JL)とのコードシェアが原則的合意に達しており、成田/ゴールドコースト線も交渉を進め、日本発とオーストラリア発の両方の需要を取り込んでいく考えだ。QFとの競合の可能性については、「JQはレジャーにフォーカスしており、既にさまざまな路線で補完的に共存できている」とした。

なお、中部発の路線は12月以降、運休となるが、同地域の展開については「今後の営業体制は未定だが、成田と関空を利用できる場所であり、引き続き力を入れる」(片岡氏)方針。東海、近畿、北陸などの周辺地域でも販売促進に取り組む考えだ。
▽JQ就航記念特別運賃
成田/ケアンズ:2万円〜
成田/ゴールドコースト:2万円〜
成田/シドニー:3万円〜
※7月14日19時から15日23時までの限定発売。搭乗日は2009年4月1日から2009年6月30日まで(ゴールデンウィークを除く)。予約はウェブサイトにて受付ける。
※本文中の一部数値と表記が誤っておりました。訂正いたしますとともに、お詫びいたします(編集部 8月15日17時20分)。
▽関連記事
◆カンタス航空グループ、日本路線の座席数27%減−成田/ケアンズなどJQで代替(2008/06/06)
◆ジェットスター、日本就航一周年−今後は独自色を強く、787型機導入が鍵(2008/03/25)