旅行業倒産件数、6月は8件、今年2番目の件数に−小規模業者目立つ

  • 2008年7月10日
 東京商工リサーチによると、6月の旅行業の倒産件数は8件(前年:2件)、負債総額は8億2600万円(同:1億3000万円)であった。4月の10件に続き、今年2番目に多い件数になる。ヒットトラベル(負債額2億9700万円)をはじめ、全国各地で小規模の業者の倒産が多く、東京商工リサーチでは、全業種の倒産が増加傾向にあるなか、市況の低迷と原油価格の高騰にともなう燃油サーチャージの値上げなどの影響は大きく、旅行業界の倒産の勢いが増すと見ている。

 宿泊業の倒産件数は15件(同:9件)で、負債額は106億4400万円(同:118億5300万円)であった。

 また、1月から6月の上半期については、旅行業の倒産件数は29件(前年同期比:26件)、負債総額が30億1000万円(同:21億1600万円)、宿泊業の倒産件数は67件(同:71件)、負債総額は973億1800万円(同:1856億3000万円)であった。