羽田発の西方面国内線、横田空域一部返還で平均3分短縮−上海、ソウルも

  • 2008年7月3日
 9月25日以降、羽田空港を出発して西方面に向かう路線の飛行時間が平均で約3分短縮される。国土交通省は9月25日に横田空域の一部が返還されることにともない、西方面への出発経路の改編を設定。短縮効果は、福岡を除く九州北部や四国北部、神戸、広島を除く山陽、上海方面では約17海里(約31.5キロメートル)で約5分、伊丹、関西、沖縄、九州南部、四国南部方面では約6海里(約11.1キロメートル)で約2分となる。また、福岡、広島、山陰、ソウル方面は約16海里(約29.6キロメートル)で約4分、北陸方面では約10海里(約18.5キロメートル)で約3分短縮する。飛行時間の短縮により燃油の節約と二酸化炭素の排出量削減も見込める。

 なお、この経路は羽田空港の再拡張までのもので、再拡張後については関東空域の再編をふまえ、到着経路を含めて検討を続ける予定だ。