アクセスランキング、1位はKEのLCC、2位は7Gの韓国チャーター

  • 2008年6月21日
 今週のアクセストップ10のニュースには、航空会社の路線削減のニュースが、多くランクインしました。燃油高騰の影響を受けた見直しによるもので、なかには日本路線に関わる削減も見受けられました。世界的な傾向とはいえ、路線減少はやはり、需要減退を感じさせ、どうしても市場の元気のなさを感じてしまいます。先日、とある私鉄沿線にある旅行会社をのぞいたところ、今までこの時期はハワイやグアムなど、家族向けの商品を筆頭に、多くの海外旅行商品が目立つ露出であったのですが、今年は心なしか国内旅行の商品やポスター、ポップ類が多く掲出されていたようです。ディスプレイでは反応の良い商品を目立たせるのは当然ですから、店舗には市場のニーズが反映されているのでしょう。

 そんななか、2位のスターフライヤーの韓国チャーターは、明るいニュースだと思いました。7Gとして海外チャーターになる可能性が高く、市場の注目も高いと思われます。こうした需要喚起のきっかけを含めた商品が、海外旅行には必要かもしれません。JATA新会長の金井氏の「変化に対応するものが生き残る」の言葉どおり、旅行会社の工夫、柔軟な思考が求められています。今の逆境を乗り越えればさらにパワーアップした業界になる、そう信じてこれから本格化する皆さんの夏商戦を応援していきたいと思っています。


▽トラベルビジョン・記事ランキング(6月第3週:6月16日〜6月20日午後6時)
第1位
大韓航空のLCC、2009年中に日本就航の可能性も−ブランド名はジンエアーに(2008/6/17)

第2位
スターフライヤーの韓国チャーター、読売旅行が計画−9月の運航に向け準備(2008/6/18)

第3位
JATA、新会長に日本旅行の金井氏が就任−「変化に対応するものが生き残る(2008/6/16)

第4位
旅行業倒産件数、5月は1件、負債額は6000万円、宿泊業は14件に増加(2008/6/18)

第5位
ノースウエスト航空、第4四半期中に路線約9%削減、燃油高騰による再編で(2008/6/19)

第6位
エア・カナダ、下半期の国際線輸送量を7%削減、大阪線撤退も含み(2008/6/20)

第7位
日本・インド航空交渉、焦点は成田の増枠−日系企業の就航希望もふまえ(2008/6/16)

第8位
コンチネンタル航空、路線再編の一部を確定、国内線が中心(2008/6/18)

第9位
4月の海外旅行取扱額は8.3%減、GW日並び、燃油など影響(2008/6/17)

第10位
アメリカン航空、今夏中に新Cシート導入完了へ−路線見直しは「当面なし」(2008/6/18)