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2007年の海外法人援護統計、総取扱件数は3.4%減、中南米地域は大幅増加

  • 2008年6月12日
 外務省は2007年の海外法人援護統計を取りまとめた。これによると、総援護件数は前年比3.4%減の1万5964件で、援護者は6.0%減の1万7643件となった。06年はアジアへの渡航者数が増加したことにより、アジア地域での増加率が10%増となったが、今回は件数が0.2%増の微増、人数は2.9%減の7618人に減少した。ただし、中南米地域が取扱件数が21.3%増の734件、人数は6.8%増の923人となっており、外務省では要因を中南米地域の治安悪化と捉えている。

 在外公館別の擁護件数では、15年連続で在タイ大使館が最多となり、1292件であった。次いで在上海総領事館が1012件、在ロサンゼルス総領事館が957件、在フィリピン大使館が914件、在英国大使館が551件となっている。


▽地域別内訳
アジア 6924件(0.2%増)/7618人(2.9%減)
北米 2732件(6.0%減)/2877人(7.1%減)
中南米 734件(21.3%増)/923人(6.3%増)
欧州 4210件(9.5%減)/4630人(7.4%減)
大洋州 731件(10.4%減)/793人(13.2%減)
中近東 245件(9.26%減)/278人(43.8%減)
アフリカ 388件(6.9%増)/524人(5.8%減)
合計 1万5964件(3.4%減)/1万7643人(6.0%減)