JTB、海外旅行でもカーボンオフセット商品を設定−法人・修旅など対象に

  • 2008年6月4日
 ジェイティービー(JTB)は6月16日、法人の団体旅行や修学旅行を対象に、海外旅行にカーボンオフセットを組み込んだ商品を発売する。国内では、国内の自然エネルギー施設の維持拡大に貢献する「グリーン電力証明」の仕組みを利用して、2007年4月から販売を開始。2007年度の1年間では1万5000名の販売実績となり、第6回環境経営大賞の環境プロジェクト賞を受賞している。海外への導入はJTB関東ではじめ、順次全国に拡大する方針。

 海外旅行では、団体の旅行を対象に、海外の温室効果ガス削減事業に貢献する排出権購入の仕組みを導入。個人向けの排出権販売サービスを提供するジーコンシャスを通して、国連が認可する海外の事業から排出権を購入。排出権は、日本政府が管理する二酸化炭素排出権管理口座に移転し、その証明としてカーボンパスを1団体に1枚発行する。