バレンシア、日本との共通点を見出し祭りを契機に日本人誘致をめざす

バレンシアには空港が2つあり、マドリッドやバルセロナ、アンダルシアと高速道路で結ばれており、他の都市と組み合わせた旅程ができるというアクセスの利便性を強調している。自然公園を代表に豊富な自然に加え、182ヶ所の博物館、4つの世界遺産、パエリヤに代表されるバレンシアの郷土料理など、観光資源が多い。
セミナーには、アルコイ市市長をはじめとするミッションが来日、「モーロ人とキリスト教徒の祭り」のデモンストレーションが開催された。スペイン各地で開催される祭りだが、スペインの国際観光行事として認定されているのはアルコイ市のみだという。アルコイ市が海外でのセミナーに参加するのは今回が初めてで、増加しつつある日本人訪問者数を拡大したいという。アルコイ市市長のホルヘ・セドナ・デルガード氏は、「モーロ人とキリスト教徒の祭り」のほか、「2つの自然公園にはさまれ、30の以上の橋や6つの博物館など近代的な側面もあわせ持つ」と紹介。自然公園内に4ツ星ホテルを建設中で、祭りを開催する期間中に混雑する宿泊施設の充実に向けて整備を進めている。