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ビザまめ知識(11)修復手続きのプロセス−トラブル回避の5原則

  • 2008年5月1日
 ビザトラブルを回避するために、少なくとも以下の5原則を覚えておきたい。

1.頻繁に入国することを控える
2.長期滞在の出張は避ける
3.入国の際は決して虚偽の申告はせず、正直に答える
4.移民審査官に質問を受け、返答をする場合は証拠となる資料等を携帯しておく
5.ビザトラブル発生要因をなくす


1.頻繁に入国することを控える
 米国から、日本に帰国あるいは他国に出国して2、3週間程度しかたっていない状況で再度渡米すると、米国内で就労していると疑われる可能性が高くなる。

2.長期滞在の出張は避ける
 ビザなしでも90日の滞在が許可されるとはいえ、ぎりぎりまで滞在するのは注意が必要。1度目が可能でも2度目、3度目が可能とは限らない。

3.入国の際は決して虚偽の申告はせず、正直に答える
 嘘をつくことは、移民法では重罪。余計な事まで言う必要はないが、正直に返答することによってトラブルにあった場合でも、修正できる可能性が高まる。

4.移民審査官に質問を受け、返答をする場合は証拠となる資料等を携帯しておく
 会議の出席、ミーティングの証明、往復航空券などで短期の出張であることを証明できるような資料を携帯しておくとよい。

5.ビザトラブル発生要因をなくす
 ビザまめ知識(7)ビザまめ知識(8)で挙げた項目を回避することが大切。


 ビザを取得することは、個人や企業の本当の目的ではなく、あくまでも手段であり、米国へ渡航するための許可証だ。しかし、ビザを取得できなければ目的を果たすこともかなわない。確実にビザを取得して渡米できるよう、また、トラブルに巻き込まれないよう、これまで述べてきたことを参考にしてもらいたい。



執筆:チャールズ・W・プレイ弁護士
(アルビスジャパン主任弁護士)

経歴:
前カナダ外交官
カナダ弁護士会会長(1997〜1998年)
CIPC議長

前カナダ外交官。現在は移民法専門事務所のアルビスジャパ
ン主任弁護士として、多くの日本人のビザや永住権などの取
得サポート。米国移民弁護士協会(AILA)、やカナダ弁護士
協会(CBA)や国際弁護士協会に所属し、専門家、企業や法人
に対し米国、カナダ両国の移民に関する法的サービスを行う
国際移民弁護士。 現在、移民問題に関する記事を執筆し、移
民政策に関してカナダの上級政府官僚に定期的にアドバイスしている。



▽ビザまめ知識 シリーズ
ビザまめ知識(1)−9.11テロ事件以降、米国ビザに生じた変化(2007/11/22)
ビザまめ知識(2)−米国ビザ発給数の推移(2007/12/06)
ビザまめ知識(3)−ビザ申請却下の事例と注意(その1)(2007/12/20)
ビザまめ知識(4)−ビザ申請却下の事例と注意(その2)(2008/01/17)
ビザまめ知識(5)−ビザ申請却下を回避するには(2008/01/31)
ビザまめ知識(6)−ビザトラブルとは何か(2008/02/14)
ビザまめ知識(7)−ビザトラブルを受ける要因(その1)(2008/02/28)
ビザまめ知識(8)−ビザトラブルを受ける要因(その2)(2008/03/13)
ビザまめ知識(9)−代表的な移民法規定違反(ビザトラブル)とペナルティ(2008/04/03)
ビザまめ知識(10) 修復手続きのプロセス−移民法規定違反(2)(2008/04/017)