クラブツーリズム、ホールセールを開始−インハウスを提販先に100社を目標

  • 2008年5月2日
 クラブツーリズムは顧客数の増加と客層の拡大を目的に、募集型企画旅行のホールセールを開始した。コストや手間を考慮し、ホールセール事業を撤退する旅行会社が多いなか、同社では販路拡大により顧客の純増が見込めると判断、従来のメディアや会員誌を販路とする直販から、新たな展開を広げる。

 代理販売の主要委託先は、主にインハウスを想定している。クラツーのテーマ旅行や高額旅行と合致する顧客を持つ、との考えだ。すでにインハウスを中心に40社以上と契約しており、2008年度中には100社までに増やす考えで、提携販売による売上高は8億円、09年度までに20億円の達成をめざす。今後は電鉄系やバス会社系の旅行会社との契約も見すえている。

 販売する商品は、「クラブツーリズムの旅」「丸の内倶楽部」など、大半の募集型企画旅行商品で、今後は提携販売店向けに、旅行商品を紹介するパンフレットのダイジェスト版のような制作物を作ることも検討している。