近畿日本ツーリスト（KNT）は1月1日から、店頭販売部門をツーリストサービスと統合し、新たにKNTツーリストとして営業を開始した。また、西日本地区の店舗では2008年の初売りとなる「初きゃん！」を実施する。内容は、クイズに答えて応募すると「飛鳥?スイートルームの日本一周クルーズ」が当たるオープン懸賞や、1万円の旅行券とコシヒカリ2キログラムなどが入った福袋を1500個限定の店頭販売などとなっている。1月4日からの店頭販売では、午前中から行列ができていたり、問い合わせも多く好調な滑り出しとなったようだ。

　また、大阪の梅田営業所では、同日に販売した「開運商品」の国内ツアーが好調で、札幌雪祭りと旭山動物園の2月11日出発限定プランに20人の予約が入った。団体よりも夫婦の予約が目立ち、国内ツアーだけでも既に70人以上の予約が入っているという。


▽店舗の新設、再編なども新年を迎えて動き出す

　また、KNTツーリストは1月2日、埼玉県内に営業展開する丸広百貨店の5店舗内にそれぞれ新営業所をオープンした。これはKNTツーリストが丸広百貨店の旅行事業を譲り受け、同社の営業所として新装オープンしたもので、川越営業所、アネックス営業所、東松山営業所、入間営業所、上尾営業所の5店舗が新たに店舗ネットワークに加わる。今後は、百貨店の買い物客を対象に幅広い年齢層に向けた豊富な品揃えで対応する。

　さらに、1月4日付けでトラベル・ブティックはコンサルティング＆コミュニケーションをコンセプトとする次世代型店舗「トラベル・ブティック自由が丘」を開設。これは、2006年の錦糸町、川崎に続く店舗で、住みたい街として人気の高い自由が丘に開設。駅から徒歩3分という立地を重視し、全面ガラス貼りの窓、ソファーセットなど明るくお洒落な空間に旅行関連雑誌を揃え、DVDを常時流し、くつろぎながら旅行の相談が出来るようにした。ターゲットはアクティブシニアや20代から30代の女性で、高品質商品の販売を手がけていく。