近畿日本ツーリスト（KNT）は12月26日付で、2007年12月期の通期業績予想と2008年12月期を最終年度とする中期経営計画の目標数値を下方修正した。　業績予想は、2007年8月29日の決算発表時の予想値で、燃油の高等などの影響で海外旅行の取り扱いが予想を下回ったため。中期経営計画についても、2005年8月の計画策定以降、システム投資や海外旅行市場の伸び率鈍化など経営環境が大きく変わり、さらにそれに合わせて事業再編も実施するため、目標数値を下げることとなった。

▽連結業績予想（項目／修正後／修正前）
営業収益／830億円／815億円
営業利益／2億5000万円／7億円
経常利益／10億円／14億円
純損失／41億円／41億円

▽個別業績予想（項目／修正後／修正前）
営業収益／668億円／683億円
営業利益／4億円（損失）／1億円（利益）
経常利益／8億円／11億円
純損失／40億円／40億円

▽中期経営計画2008年12月期連結目標（項目／修正後／修正前）
営業収益／838億円／920億円
営業利益／12億円／72億円

▽中期経営計画2008年12月期個別目標（項目／修正後／修正前）
売上高／4780億円／5230億円
営業収益／673億円／750億円
営業利益／6億円／50億円

▽関連記事
◆KNT、旅行券など未使用分の特別損失計上−中間、12月通期の業績を下方修正（2007/08/24）

▽関連キーワード
◆「近畿日本ツーリストの再編」（2007/10/11）