近畿日本ツーリスト（KNT）はこのほど、団塊世代を中心とするシニア層をターゲットに、南スペインのアンダルシアを訪れるロングステイ下見ツアーを設定した。KNTによると、スペインはロングステイ財団の調査でヨーロッパでは最も人気の訪問国であり、特にアンダルシアは温暖な気候、ロングステイがしやすい宿泊施設、米や魚介類を使用した日本人の口に合う料理といった特徴がある。

　KNTのツアーは現地で、長期滞在用宿泊施設やスーパーマーケットの見学、交通機関の利用方法、食事のオーダー方法などを日本人が案内する。コースは8日間で、周遊型のAコースと滞在型のBコースを用意。Aコースではアンダルシア以外にマドリッドを巡る。Bコースは最長1ヶ月まで延泊が可能。いずれのコースでも、アンダルシア滞在中に携帯電話を通話料20ユーロ分と日本語サポートを付け、無料で貸し出す。料金はAコースが29万円から、Bコースが25万円からとなっている。