近畿日本ツーリスト（KNT)の10月の総取扱高は、前年比1.6％減の459億160万5000円となった。海外旅行は3％減の160億5427万6000円、国内旅行は1.2％減の289億7578万7000円、国際旅行は29.4％増の7億6528万3000円。

　海外旅行の内訳は、団体旅行では学生団体が9.1％増の19億8691万8000円と好調であったものの、一般団体が19.2％減の36億3521万6000円となり、合計では11％減の56億2213万4000円。海外企画旅行では、ホリデイが3.8％減の65億387万1000円と7ヶ月連続のマイナス成長となり、その他が46.8％増の4665万4000円とあわせ、3.6％減の65億5052万5000円。海外個人旅行は、航空券の取り扱いが好調で、12.6％増の38億8161万7000円。海外個人旅行は3ヶ月連続のプラス成長。

　国内旅行のうち、団体旅行は、一般団体が2％減の51億455万4000円であった一方、学生団体が7.1％増の68億1305万3000円で、合計は6ヶ月連続プラスとなる3％増の119億1760万7000円。企画旅行は、メイトが4％減の97億9443万8000円となり、5ヶ月ぶりに前年を割り込んだ。国内個人旅行では、航空券は前年並みの水準となったものの、JR券や宿泊券の取り扱いが低調で、5ヶ月連続のマイナスとなる3.9％減の72億5427万3000円であった。