KNT、温暖化による流氷の現状伝える“大百科”ツアー、催行数減少の影響も

  • 2007年11月26日
 近畿日本ツーリストは東京、関西、中部発で「メイト日本讃歌・流氷大百科2008・3日間」を設定した。近年、地球温暖化の影響により、流氷が減少しており、地球環境への悪影響が懸念されている。一方、KNTの流氷ツアーでは見られることを催行条件としていることから、特に3月出発のツアーの多くが催行できずに伸び悩み、関西地区の場合、今年1月から3月までの取扱人員は、05年比で約30%減、06年比で3%減となっているという。

 そこで今回のツアーでは、流氷の現実を伝え、地球環境の問題への関心が高まるような内容を設定。流氷研究家による解説のほか、実際に流氷上を歩く「流氷ウォーク」、「流氷ヘリコプター搭乗」「流氷砕氷船オーロラ号乗船」など、多くの流氷に出会える場面を提供する。さらにパンフレットでは紙面の半分を使い、流氷の仕組みや役割、減少する現状をデータを交えて解説する構成とした。

 出発日は2月5日から3月16日までの22設定日で、旅行代金は1名8万6800円(羽田発)から。KNTでは3発地合計で750名の販売をめざす。