DS模擬問題:デンマーク編

  • 2007年11月20日

問 オーデンセにある野外博物館「フューネン・ビレッジ」では、何が展示されているか
 
 A アンデルセンゆかりの品々
 B 伝統工芸
 C 農家
 D バイキング


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽「デンマークの庭園」フュン島

ユトランド半島と500以上の島々からなるデンマーク。首都のコペンハーゲンがあり、政治、文化、経済の中心であるのはシェラン島だが、コペンハーゲンから特急列車で1時間半ほどの近郊にはデンマークが誇る童話作家アンデルセンが「デンマークの庭園」と称した、美しい自然に囲まれたフェン島がある。その最大の街・オーデンセは、デンマーク第3の都市であり、アンデルセンの故郷でもある


▽アンデルセンのゆかりを巡る

・アンデルセン博物館 
アンデルセンが1805年4月2日に誕生した生家を利用した博物館で、1875年8月4日に没するまでの一生を、彼の手紙や日記、原稿などの展示を通して解説している。周辺は19世紀当時の家並が残されており、博物館とともに当時の雰囲気も一緒に楽しみたい。また、アンデルセンが2歳から14歳まで過ごした「アンデルセンの幼少時代の家」も、公開されている。ここで語られた靴職人の父の物語に、大きな影響を受けたという。

・聖クヌード教会 http://www.fts-odense.dk
アンデルセンが洗礼を受けた教会。建物そのものも12世紀のゴシック様式で、デンマークには数少ない建築様式のため、歴史的に重要だといわれている。

・アンデルセン関連のアトラクション
夏季には常設の観光施設だけでなく、デンマークとアンデルセンを楽しめるイベントが開催される。例えば毎年6月下旬から8月上旬まで、アンデルセン博物館の裏にある公園で「アンデルセン・パレード」が開催。アンデルセン童話の中で、特に有名な35のキャラクターが登場し、さまざまなパフォーマンスを繰り広げる。

また、近郊の野外博物館「フューネン・ビレッジ」でも7月上旬から8月中旬まで、童話の主人公が登場する「アンデルセン野外劇」も開催される。このほか、夏期には現地発の「アンデルセン観光バスツアー」や「アンデルセンの足跡をたどるツアー」などもあるので、効率よく回りたい人にはお勧めだ。ちなみに、フューネン・ビレッジは、18世紀から19世紀のフュン島の典型的な農家を25軒集めた場所で、家畜のいる農場や鍛冶屋など、当時の田園風景が見られる。


▽その他のフュン島観光

オーデンセから南に25キロメートルほどにある「イーエスコウ城」は、ルネッサンス様式の水上城郭で、周囲の緑の水に生える姿が美しい。また、フュン島から一番い島で、橋で繋がるトーシンエ島はリゾート地としても人気の場所。島内のヴァルデマー城はコンサート会場やギャラリーなどとして使われるほか、最近では挙式スポットとして日本人カップルが利用する例も多いという。
(写真提供:スカンジナビア政府観光局 http://www.visitscandinavia.or.jp





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