DS模擬問題:ノルウェー編

  • 2007年11月19日

問 ノルウェーにある、ヨーロッパ最北端の岬の名前は、次のどこか
 
 A ノールカップ
 B トロムソ
 C ナルヴィーク
 D ホニングスヴォーグ


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽幻想的な自然と文化の宝庫・ノルウェー北部

ノルウェーを代表する観光素材と言えば、首都・オスロの建築文化と芸術、北海沿岸部のフィヨルド、そしてオーロラ。オーロラはオーロラベルトの下の地域ならどこでも見られる現象だが、特にノルウェーは北極圏で最大といわれる街・トロムソをはじめ、ヨーロッパ最北の岬ノールカップ、ロフォーテン諸島などがあり、世界的にも人気の観光地の一つとなっている。オーロラのみならず、「白夜」体験ができるほか、先住民族のサーメ文化とバイキング文化が色濃く残り、自然のみならず文化的観光も楽しめる地域もある。


▽ノルウェー北部を彩る街

・ノールカップ
北緯71度にあるノールカップ岬は、北極点まではオスロと同じ2110キロメートルしか離れていない極寒の地。インフォメーション・センターのある「ノールカップ・ホール」では、真夜中の太陽を見ながらシャンパンを味わえるバー、岬の到達証明書を発行する郵便局などもあり、多くの観光客で賑わう。開館は通年で、時期により開館時間が異なる。ノールカップまではゲートウェイの街ホニングスヴォーグからバスで45分。ホニングスヴォーグでも9月中旬から4月初旬まで、オーロラ鑑賞が楽しめる。

・トロムソ
北部ノルウェーの北極圏は、地図で見るとヨーロッパの一番上にあることから「トップ・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれる地域。オーロラベルトの下にあり、鑑賞に非常に適した場所で、トロムソにはオーロラ観測所や1872年設立のトロムソ大学もある。約6万人の人口を誇り、木造の家が続く美しい街並みには、グルメなレストランも多数ある。

北極圏の動植物の生態を紹介する展示館「ポラリア」や、アムンゼンなど北極圏の探険家やアザラシ猟の展示などのある「ポーラー博物館」、変わったところではノルウェー人家庭訪問ツアーなどもあり、北極圏の文化を楽しめる観光が多い。1877年設立の「世界最北のビール醸造所」もあり、向かいのビアホールで味わえる。「トロムソ・ケーブルカー」で標高420メートルのストールスタイネン山を上り、山頂から見下ろした景色は圧巻。

・ロフォーテン諸島
「まるで絵はがきの中に入っていくようだ」と形容されるほどの美しい景色が自慢の島々。夏でも雪を抱く険しい山々、沿岸部の家々など、素晴らしい景色が広がる。四季ごとに変化を見せ、春から夏には色鮮やかな高山植物が咲き誇り、5月下旬から9月中旬にはホエールウォッチング、冬のから春にかけては、ノルウェー中から船が集まるタラ漁で活気づく。

玄関口となるスヴォルヴァールは漁業が盛ん。漁の間、漁師が使っていたコテージ「ロルブー」が、改装されて宿泊施設としてオープンしており、それを目当てに訪れる人も少なくない。また、スヴォルヴァールから55キロほどのヘニングスヴァールにある「ロフォーツル・ボルグ・ヴァイキング博物館」には、紀元前600年ごろの遺跡にスカンジナビア最大のバイキング時代の住居が再現され、当時の生活を実体験できる。
(写真提供:スカンジナビア政府観光局 http://www.visitscandinavia.or.jp





正解 A