JALグループ、1月から燃油サーチャージ額値上げ−需要への影響に懸念
JALグループは、2008年1月から3月まで3ヶ月間の燃油サーチャージ額を引き上げる。日本/中国線の片道は現行の4700円から5900円、日本/ハワイ線では9900円が1万2500円、日本/欧州間は1万3000円から1万7000円とそれぞれ増額となる。現在、燃油サーチャージは3ヶ月毎に、燃油市況価格の推移に基づき燃油サーチャージ額を見直しているが、08年1月から3月までの額の判断基準となる07年8月から10月のシンガポールの市況価格平均は1バレルあたり90.65米ドルであった。
なお、現在のシンガポールケロシン市況価格は、10月25日に1バレルあたり100米ドルを超え、11月に入ってからは、110米ドル超で推移。この高水準が1月まで続き、平均が100米ドルから105米ドルであった場合、サーチャージ額はさらに引きあがることとなるが、現状の仕組みでは燃油価格が105米ドルを上回ることを想定していない。国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は、燃油サーチャージ額がさらに高騰する事態に対し、「いつまでもどんどん転嫁していいわけでもない」と語っているものの、現在のサーチャージの徴収方法を再検討する事態では無いとしており、今後の価格動向次第では徴収方法にも再考を促したい事態となる。レジャー需要に関しては、燃油サーチャージ額の増減による影響も懸念されるところで、今後の海外旅行の需要がどのように推移するかは注視する状況になってきた。
日本航空広報部では「方針は未定」としており、「1月頃に判断することになる」との見通しを示すにとどめている。
▽JALグループ、燃油サーチャージ額改定概要(方面/現行額/改定後額)
韓国/2000円/2400円
中国/4700円/5900円
香港/1600円/7500円
フィリピン、台湾、グアム、ベトナム/6000円/7500円
タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、ハワイ/9900円/1万2500円
北米、欧州、中東、オセアニア/1万3000円/1万7000円
ブラジル/1万7000円/2万1000円
▽関連記事
◆鈴木航空局長、燃油サーチャージ高騰で需要懸念−徴収形態変更は検討せず(2007/11/09)
◆JALグループ、燃油サーチャージ額を値上げ−香港線は1600円から6000円に(2007/08/20)
なお、現在のシンガポールケロシン市況価格は、10月25日に1バレルあたり100米ドルを超え、11月に入ってからは、110米ドル超で推移。この高水準が1月まで続き、平均が100米ドルから105米ドルであった場合、サーチャージ額はさらに引きあがることとなるが、現状の仕組みでは燃油価格が105米ドルを上回ることを想定していない。国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は、燃油サーチャージ額がさらに高騰する事態に対し、「いつまでもどんどん転嫁していいわけでもない」と語っているものの、現在のサーチャージの徴収方法を再検討する事態では無いとしており、今後の価格動向次第では徴収方法にも再考を促したい事態となる。レジャー需要に関しては、燃油サーチャージ額の増減による影響も懸念されるところで、今後の海外旅行の需要がどのように推移するかは注視する状況になってきた。
日本航空広報部では「方針は未定」としており、「1月頃に判断することになる」との見通しを示すにとどめている。
▽JALグループ、燃油サーチャージ額改定概要(方面/現行額/改定後額)
韓国/2000円/2400円
中国/4700円/5900円
香港/1600円/7500円
フィリピン、台湾、グアム、ベトナム/6000円/7500円
タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、ハワイ/9900円/1万2500円
北米、欧州、中東、オセアニア/1万3000円/1万7000円
ブラジル/1万7000円/2万1000円
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