旅行業の10月倒産、件数、負債額が微増−小規模から中小企業に拡がる予兆
東京商工リサーチによると、10月の旅行業倒産件数は5件(前年:3件)、負債総額は5億2400万円(前年:9000万円)となった。10月は全業界で倒産件数が若干、増加しており、旅行業界は微増にとどまった格好。ただし、国内の景気は大企業が引っ張っているものの、中小企業の景況感は停滞しており、さらに為替高の問題で中小企業の海外出張が少なくなっていることが中小の旅行業にも影響しているとみている。このため、上期は代理業など零細企業や小規模事業所が中心だったが、ここに来てある程度の規模の企業の倒産も見られるようになっているという。
なお、宿泊業の倒産件数は8件(前年:9件)、負債総額は80億67万円(前年:22億3800万円)であった。
なお、宿泊業の倒産件数は8件(前年:9件)、負債総額は80億67万円(前年:22億3800万円)であった。