アクセスランキング、1位はNTB、2位はJLチャーター、3位は添乗員問題

  • 2007年11月10日
[総評] NOVAグループから離れたNTBが業務内容を変更し、今後の方向性を模索しているようです。グループ会社の影響を受けたことと思われますが、新たな体制を築きあげられることを期待しております。

 日本航空のチャーター便は第2位と、金曜日にアップした記事ですが上位に食い込みました。話を聞いた望月さんは、JLのチャーター担当として業界でも有名な方ですが、楽しい旅行をするために航空会社としてどうしたら良いかを熱く考えておられます。今回の記事以外にも、改めて別のお話を掲載する予定ですので、そちらもご期待ください。

 第3位には添乗員の労働関係の話がランクイン。古くからの問題でありましたが、このところ労働基準監督署に持ち込まれるようになったことで表面化してきました。旅行会社とオペレーターとの取引関係と同様に、旅行商品の低価格化のしわ寄せが及んでいる、旅行業界の構造的な問題をはらんでいると思います。いまだ争点となっている「みなし労働」は個人的な考えもありますが、まずは法的に早朝、深夜労働に関する支払いがされるという当然のことがなされるようになったことに、この問題の重要性を唱えてきた方々に敬意を表します。また、全面的な解決が図られたわけではありません。大切なのは、旅行会社と航空会社が、あるいはオペレーターが、「Win-Win」の関係を構築するようにと言いますが、旅行会社、社員、派遣とが一体となって、消費者に楽しい、満足した旅をしてもらえるような「Win-Win」の関係を築くことではないでしょうか。(鈴木)

▽トラベルビジョン・記事ランキング(11月第2週:11月5日〜11月9日午後6時)
第1位
NTB、新規予約業務を一時中止、西日本中心に統合−東京は閉鎖へ(2007/11/8)

第2位
日本航空、今年度チャーター便800本、増収達成か−今後は企画型チャーターへ(2007/11/9)

第3位
TCSA、添乗労働で会員各社に法令遵守の書面−JATA書面など機運に改善を(2007/11/5)

第4位
日本航空、中間期は経常533億円増−コスト削減で手数料は約51億円減(2007/11/7)

第5位
国交省、外国航空会社の地方空港への乗り入れを原則自由化(2007/11/5)

第6位
スペシャリスト・インタビューエイチ・アイ・エス姫路営業所山村純さん(2007/11/7)

第7位
ウェブサイト価値、全体2位に全日空の1061億円、旅行会社はJTBがトップ(2007/11/5)

第8位
中国国際航空、スターA加盟、北京空港専用ターミナル移転控えサービス拡充(2007/11/8)

第9位
鈴木航空局長、燃油サーチャージ高騰で需要懸念−徴収形態変更は検討せず(2007/11/9)

第10位
国交省、羽田/成田間のアクセス改善に向けた具体的な方向性を検討(2007/11/9)