国交省、国内外地域間の「ゆかり」事例集作成−観光資源としての活用期待
国土交通省はこのほど、国内外の地域の間で存在する、歴史的、文化的、人的つながりなどの「ゆかり」の例をまとめた事例集を作成した。これはアンケートなどで収集したもので、47の都道府県に配布。「ゆかり」を観光資源として活用し、観光交流の活性化に繋げることがねらいだ。
例えば北海道大樹町と静岡県下田北高校では、同校の前身の豆陽中学で教員であった依田勉三氏が十勝に入植したことをゆかりに、2001年から下田北高校が研修旅行で大樹町を訪れている。また、鳥取県岩美町田後鴨ヶ磯とロシア間では、日露戦争時に日本海海戦の犠牲となり漂着したロシア軍将校の遺体を町民が丁重に弔い、1962年には漂着記念碑を建立。最近では、在大阪ロシア総領事が出席して慰霊祭が行われたほか、ロシア人向けの観光スポットともなっているという。
例えば北海道大樹町と静岡県下田北高校では、同校の前身の豆陽中学で教員であった依田勉三氏が十勝に入植したことをゆかりに、2001年から下田北高校が研修旅行で大樹町を訪れている。また、鳥取県岩美町田後鴨ヶ磯とロシア間では、日露戦争時に日本海海戦の犠牲となり漂着したロシア軍将校の遺体を町民が丁重に弔い、1962年には漂着記念碑を建立。最近では、在大阪ロシア総領事が出席して慰霊祭が行われたほか、ロシア人向けの観光スポットともなっているという。