KNT、第3四半期の連結営業損失は38億3600万円−国内好調も海外低迷を補えず
近畿日本ツーリスト(KNT)の2007年第3四半期の連結業績は、営業収益は前年比1.1%減の580億2500万円、営業損失は38億3600万円(前年:27億900万円の損失)、経常損失は32億200万円(22億2500万円の損失)、純損失は84億6000万円(23億5400万円の損失)を計上した。今期は円安基調で海外旅行から国内旅行へ需要がシフト。その中でも海外旅行は中国を含むアジアが好調であったが、全般的に伸び悩んだ。国内旅行が沖縄、北海道など遠距離商品を中心に好調であったが、海外旅行の需要低下を補うには至らず、旅行業全体は概ね前年並み。また、旅行券などの未使用分49億4100万円を引当金として特損計上した。なお、箱根高原ホテルや北交大和タクシーの株式の一部を売却し、連結対象外となった。通期連結業績予想は8月の発表と変わらない。
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