イーツアー、総売上のPEX運賃シェアが3ヶ月連続40%超−新モデル構築急ぐ

  • 2007年10月24日
 イーツアーによると、PEX運賃の取扱額が総売上に対し、7月から9月まで3ヶ月連続で40%を超えたという。同社の取扱額は海外旅行全体の低迷もあり、「前年同額レベルを維持している」ことから、PEX運賃がほぼ前年比1.5倍の取扱規模に増えている。イーツアーが明らかにしたところによると、昨年5月はPEX運賃が総売上に対するシェアは17.6%であったが、概ね25%を軸に推移し、今年1月、2月に30%超を記録。それ以降は20%台後半であったが、6月に再び30%台となり、3ヶ月連続で40%超を記録している。こうしたPEX運賃の取扱増の要因について、同社代表取締役社長の公文雅人氏は航空会社の広告・宣伝戦略、座席インベントリーでITからPEXへのシフトなどとみており、この流れが継続すると想定している。同社では年内にもPEX運賃の比率50%超を予想、PEX運賃の販売推進策を継続すると共に、今後予想されるゼロコミッションへの対応を急ぐ考え。

 公文氏は、PEX運賃の取扱増とゼロコミッションへの施策として、「徹底的なシステム化の推進とダイナミック・パッケージの展開」をあげ、特に航空券とホテルを組み合わせたダイナミック・パッケージは収益の柱としたい考え。近々にも、ダイナミック・パッケージを開始する方針だ。