近畿日本ツーリストは10月23日から、航空券とホテルを組み合わせた海外旅行「ダイナミック・パッケージ」の販売を正式展開する。KNTではeビジネスカンパニー内に旅せるふセンターを7月1日付けで立ち上げ。サイトも7月3日から公開し、航空券のオンライン販売に限って、試行的にシステムを運用していた。この航空券の予約・販売での試用は、成田発のIT、PEX、ノーマルを取扱っており、「アメリカ、欧州方面を中心に堅調」（KNT総務・広報部）という。

　今回の正式稼動では、航空券は成田、名古屋、大阪発のIT、PEX、ノーマルを取扱うほか、アメリカ、中南米、ヨーロッパ、オセアニア、アジアなど90ヶ国を対象エリアとして、選択肢が広がる。また、現在は単純往復に限られるが、2都市、3都市の周遊予約、レンタカーの予約も12月ごろの稼動を予定。

　ホテル予約機能はオクトパストラベル・ジャパンと提携し、KNT用に厳選した1万5000軒の予約ができるが、今後はKNT現地法人の近鉄インターナショナルエクスプレスが主要都市でのホテル仕入れを行い、幅を広げる予定だ。

　KNTでは当面は単純往復の旅程から、店頭に並ぶパッケージ商品と同様の旅程に近づけ、その後にITをフル活用した展開を図る。

▽旅せるふ
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