海外パッケージツアー、10月から12月はアジア好調、12月は全方面で伸び予想

  • 2007年10月18日
 日本旅行業協会(JATA)が10月初旬に実施した海外パッケージツアー予約状況調査によると、10月の予約状況は前年比1%減、11月は1.9%増、12月は14.9%増となった。12月の伸びは、年末年始の日並びの関係から、年末に出発するケースが多いとの予想だ。アジア方面が10月に16.8%増、12月に17.3%増と好調を維持するほか、ヨーロッパがクリスマスの商品が充実したことなどから、22%増となる見込み。

 一方、7月から9月の販売実績では、アジア方面が好調であったが多方面には前年割れが多く、全体では7月が0.7%減、8月が前年並み、9月が1.1%減であった。中国は風評の影響から9月に5.4%減、10月3.3%減、11月17.2%減となる見込み。12月はプラス成長に回復する。


▽10月から12月の予約状況(方面/10月/11月/12月)
アメリカ・カナダ/11.6%減/4.1%増/26.8%増
ハワイ/16.7%減/3.8%減/5.8%増
グアム・サイパン/5.4%増/16.3%減/8.1%増
ヨーロッパ/6.5%減/6%増/22%増
オセアニア/21.1%減/13.5%減/3%増
アジア/16.8%増/5.5%増/23%増
中国/3.3%減/17.2%減/17.3%増
全方面計/1%減/1.9%増/14.9%増

▽7月から9月の予約状況(方面/10月/11月/12月)
アメリカ・カナダ/18.3%減/16.7%減/15.1%減
ハワイ/4.7%減/0.1%増/3.7%増
グアム・サイパン/13.9%減/13.7%減/16.4%減
ヨーロッパ/前年並/4.9%減/11.1%減
オセアニア/12.1%減/3.2%減/7.8%減
アジア/6.4%増/4.3%増/8.1%増
中国/12%増/11.7%増/5.4%減
全方面計/0.7%減/前年並/1.7%減