ボーイング、787型機の初号機納入を半年延期−NH、影響度を精査中

  • 2007年10月12日
 ボーイングはボーイング787型機(ドリームライナー)の初号機の受け渡し時期を、当初予定していた2008年5月から同年11月下旬から12月に延期する。既に9月上旬に、部品不足やシステム統合の遅れにより組立作業が遅延したためファーストフライトの延期を発表しており、ファーストフライトについても2008年第1四半期に変更することを決定した。ボーイングではスケジュール変更の影響を最小限に抑えること努めると表明している。

 なお、B787型機のローンチカスタマーである全日空(NH)では、「本日情報を受けたので、現在、各分野への影響について精査している」(広報部)としている。また、8月から納入予定であった日本航空(JL)は、JL分の機材の納入について確認中で、「もし、遅延が半年なら吸収できる範囲」(広報部)と見ている。