エストニア、日本発チャーター便を誘致−「ニーズ把握を」政府開発基金総裁

プロモーションでは、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国との連携だけでなく、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど北欧諸国とも連携したい考え。これは現在、日本についてはエストニアへの直行便が無いことから、各国を経由した旅行者を誘致することが念頭にあると想定されるが、首都タリンが経済的にも活況を呈しており、「各国の観光素材と連携し、地理的な利点も活かしたい」としている。
エストニアを訪れる欧州からの旅行者は「何もしない」休暇目的が多いが、スパを楽しんでいる場合も多い。ただ、タリンには旧市街の歴史地区が世界遺産であり、中世からの建物が残る地域の街歩き楽しめ、自然も豊富でハイキングや自転車のほか、ハンティングもでき、日本人に提案できる過ごし方の幅が広い。「日本市場に適切な楽しみ方を紹介し、現地で楽しんでいただきたい」とヤーム氏はいう。近々のところ、天皇陛下が訪問したことを受け、受け入れたホテルでは夕食などを再現し、旅行会社もツアーを組んで好評を得ているという。