阪急、8月の取扱高は3.9%増−中国、オセアニアが好調、東欧は失速

  • 2007年10月1日
 阪急交通社の8月の取扱高は、前年比3.9%増の342億5448万4000円であった。このうち海外旅行は、アメリカやロシア方面が前年割れとなった一方、中国が50%増、オセアニアが10%増など好調で、結果的に0.8%増の209億2131万1000円と前年並みとなった。また、6月と7月に好調であった東ヨーロッパが失速したものの、西ヨーロッパは順調に伸び、前年並みを確保した。

 中国は、「ヨーロッパに次ぐ、第2のデスティネーションとして育てている」(広報部)といい、周遊旅行や「天空列車」を組み込んだ商品など、ラインナップに幅を持たせられた結果、集客数の増加にも繋がっている。

 なお国内旅行は、北海道や関東、近畿、四国方面が好調に集客し、9%増の132億1868万2000円、外国人旅行は61.3%増の1億1449万1000万円であった。