JTB中部、ベトナム人歌手と専属契約−文化的側面から人的交流を活性化へ

  • 2007年9月20日
 JTB中部はベトナムのトップシンガーであるミー・リンさんと専属アーティスト契約を締結、日本における芸能活動を全面的にプロデュースする。現在、JTBグループでは交流をトータルでプロデュースする「交流文化産業」を推進しており、今回の契約もその一環。これにあわせ、JTB中部では2008年日越外交関係樹立35周年を記念し、「プロジェクト・ベトナム」として文化的側面から両国の人的交流の活性化を進める。

 プロデュースには、JTB中部のアドバイザーであり、音楽・舞台などの幅広いジャンルで活躍する立川直樹氏が携わる。JTB中部はJTB中部営業本部として運営をサポートしていた2005年の愛・地球博で、音楽を担当していた立川氏と知り合い、事業会社化した2006年4月にJTBグループが目指す「交流文化産業」をにらみ、アドバイザー契約をしていた。リンさんの契約を皮切りに、今後は他のベトナム歌手や画家、映画関係者との契約も検討。JTB中部では、ベトナム観光はビジネス渡航や女性を中心とした観光が多いが、「プロジェクト・ベトナム」によって、ファミリーやシニアなど、市場の拡大に繋がると期待する。

 なお、リンさんは9月19日、エムアンドアイカンパニーの発売、ポニーキャニオンの販売で、3タイトル同時でアルバムを発売した。