ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、第2回ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤーのグランプリに、日通旅行ビジネスサービスの原好正さんを選定した。サイバー大学学長で早稲田大学客員教授の吉村作治氏を審査委員長とし、国土交通省観光担当大臣官房審議官の西坂昇氏ら合計9名の委員が、過去1年間の業績を審査する。今回は14社から16人の推薦を受理。全体として、知識や気配りのほか、クーデターや軍事侵攻などの非常時の対応が冷静沈着で的確で、ノミネートされたツアーコンダクターの「レベルが高くなった」という。

　原さんは添乗経験34年、通算6696日のベテランで、8ヶ国語に堪能で、今年はTCSAの永年勤続特別功労表彰の初代受賞者ともなっている。20年以上にわたり、視覚障害者や車椅子利用者が多く参加する「目の不自由な方々のための巡礼の旅」を継続してきたほか、財界代表の北欧投資事情視察団でも添乗、通訳した。また、フードジャーナリストとして旅と食の講演や執筆を多数こなし、社内講師や後輩の指導など大きく貢献した。全受賞者は下記を参照のこと。

▽受賞者（賞／氏名／社名）
□グランプリ
国土交通大臣賞／原好正さん／日通旅行ビジネスサービス

□準グランプリ
選考委員会委員長賞／小田中康浩さん／ジャッツ関西
選考委員会委員長賞／中屋雅之さん／ワールド航空サービス

▽日本添乗サービス協会会長賞
特別功績賞／山本直幸さん／JTBサポートインターナショナル
特別功労賞／中田勢津子さん／JTBワールドバケーションズ
特別奨励賞／庄司文子さん／フォーラムジャパン