アクセスランキング、1位にNWバーニア支社長、2位にTGのキャンペーン

  • 2007年9月15日
[総評] ランキングにも入っていますが、JATA旅行博が開幕しました。会場でお仕事をされてる関係者の方々、おつかれさまです。小生も会場に足を運びましたが、例年使っている場所と異なることから、違った雰囲気がかもし出されています。また、中東関連のブースも大きく、最近のブームの動向を感じます。

 さて、今週は「9.11」から6年を迎え、ニューヨークでは追悼式が開催されました。旅行業界では全米旅行産業協会(TIA)日本代表の井上嘉世子氏がちょうど6年前を振り返り、旅行動向や旅行業界そのものに与えた大きな変化に言及されました。あれから6年で、旅行の総需要は完全回復という訳ではないかもしれませんが、今後は断続的に需要喚起を図らなければならないでしょう。

 羽田/虹橋間の定期チャーター便のコードシェア、羽田空港の深夜早朝時間帯および特定時間帯におけるITCの座席販売で通達が改正され、羽田空港を利用した国際線チャーター便の利便性の高まりが予想されます。一方で、航空会社は供給増にはイールド志向から、厳しい見方を続けており、特にレジャー路線には大きな影響があります。今週のランキング1位のNWは、12月の関西/サイパン線の運航を予定していますが、以前のような安いパッケージツアーが市場に大量に出回る環境も変化していくでしょう。航空座席の販売を主眼にしたパッケージツアーから、座席とホテル、そして「旅の力」を加えた付加価値のあるパッケージツアー販売に移行していくことで、需要増加と利益確保の2つを実現したいところです。(鈴木)


▽トラベルビジョン・記事ランキング(9月第2週:9月10日〜9月14日午後8時)

第1位
ノースウエスト航空、好調なアジア方面も適正な供給量を見定め−バーニアー支社長(09.11)

第2位
タイ国際航空、下期の需要喚起でキャンペーン−PEX運賃も条件緩和(09.10)

第3位
虹橋チャーター便で各社がコードシェア、JLとMU、NHとFMとCA(09.11)

第4位
主要旅行会社の7月取扱額、国内・海外ともやや弱含み−インバウンド2桁伸び(09.11)

第5位
スリランカ航空、東京/モルディブ直行便運航再開へ−コロンボ空港制限解除(09.10)

第6位
国交省、羽田の深夜早朝チャーターの直接販売可能に、運航頻度制限も撤廃(09.12)

第7位
JTB、7月の総取扱額は1.5%増−海外は3%増、国際が44%増と牽引 (09.10)

第8位
トップインタビュー:ノースウエスト航空日本支社長 ジェフリー・S・バーニアー氏(09.12)

第9位
JATA新町会長、旅行業の社会的責務は重い−松島国交副大臣「政府で観光推進」(09.14)

第10位
JATA世界旅行博が開幕、今年は中東が注目デスティネーション(09.14)