DS模擬問題:ミャンマー編2

問 次のうち、ミャンマーと国境を接していない国はどこか
A 中国
B カンボジア
C タイ
D ラオス
――正解は最下行へ
ここに注目!
▽東南アジアで最も西にある神秘の国
ミャンマーが国境を接しているのは、中国、ラオス、タイ、バングラデシュ、インドの5ヶ国。東南アジア諸国の中で最も西に位置する国である。日本の約1.8倍の国土には、ミャンマー仏教などの遺跡、高原やビーチリゾート、130を超える少数民族など異文化が混在する、観光資源の豊富な国だ。季節は、雨季、乾季、暑季の3つで、雨季は6月から9月ごろ。観光のベストシーズンは乾季の11月から3月ごろと言われている。とはいえ、ミャンマー観光のハイライトの一つ、バガン遺跡の年間降雨量は、東京の年間降雨量の半分ほど。雨季でもバガンやマンダレーなど中部乾燥地帯はほとんど雨が降らず、訪問地や観光目的によってはシーズンを選ばないといってよいだろう。

▽少数民族が暮らす多民族国家
東南アジアには多数の民族が暮らしているが、ミャンマーも例に漏れず、135の民族が居住する多民族国家。例えば、約70のパゴタと寺院などが残るミャウー遺跡の周辺にはテッ族、チン族、カミ族の集落があり、訪問してそれぞれの暮らしぶりを見学するツアーも人気となっている。
▽伝統と民族色豊かな祭り
伝統を重んじるミャンマーの人々は、昔から伝わる祭事を大切にしており、全土で民族色豊かなカラフルなフェスティバルが開催される。例えば、ミャンマーで最大と言われる祭りが4月中旬に行われる「水かけ祭り」。ミャンマー全土で行われるもので、期間中は僧侶や兵士など一部をのぞき、無礼講で水を掛け合う。終了日の翌日はミャンマーの正月だ。また、11月の満月の日から6日間かけて行われる「熱気球祭り」も圧巻。昼夜かけて象や鳥などを模った大きな気球を打ち上げる。特に気球の明かりが浮かび上がるように見える夜には、全国から観光客が集まる。このほか、10月のヤンゴンで行われるシュエダゴンパゴダでの「灯明祭」も、ミャンマーらしいお祭り。お釈迦様が天国から降りてきた記念日で、ローソクやランプ、ランタンなどで町中を照らして祝う、賑やかなお祭りだ。
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