ルフトハンザ、上半期の経常が64%増の4.86億ユーロ、搭乗者数は過去最高に

  • 2007年8月3日
 ルフトハンザドイツ航空(LH)の2007年度上半期の実績は、収入が前年比4.6%増の100億8900万ユーロ、営業収益が83.7%増の6億2100万ユーロとなり、経常収益は63.6%増の4億8600万ユーロとなった。純当期収益は、トーマスクック株の売却による5億300万ユーロを含み、1067.1%増の9億9200万ユーロ。同実績には07年7月1日に統合したスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)の実績も含む。

 上期は各事業部門とも好調だったが、特に旅客部門が牽引し、搭乗者数はグループ史上最高の2700万人を記録。航空輸送による収入は4.1%増の77億3900万ユーロとなった。LHでは世界規模の路線拡大と、ドイツとヨーロッパでのエコノミークラス特別割引運賃「betterFly」の成功が奏功したと分析。一方、営業経費も3.1%増の102億ユーロとなったが、燃油費は前年同レベルの16億ユーロにとどまった。上期の好結果により、今年の会計年度の営業利益は、今年の予測値である10億ユーロを上回ると予測している。