手ぶら旅行、約4000名が既に利用−eチケット化と合わせ消費者の購入動機に

  • 2007年7月19日
 JTBワールドバケーションズによると、ルックJTBで上期から実施している自宅から現地のホテルまで運ぶ「手ぶら旅行」は、これまでのところ約4000名が利用、当初想定の利用者を上回っているという。現在、ヨーロッパ方面を中心に北京、バンクーバー、メキシコなどの一部で実施しているが、導入当初は対象の半分程度の利用を見込んでいたが、現在の推移では8割程度が利用しているという。現地到着空港で荷物を受け取るパターンもあるが、添乗員からの聞き取りなどを含め、ほぼ現地で受け取るパターンが多いよう。

 現在は日本航空とJTBのインフラを利用していることから、今後については「全日空(NH)ともお話しをしたい」としているが、対象コースを増やしていくことで対応をしていく考え。

 また、eチケットの導入が進んでいることを受け、一部コースで2時間前の空港集合の廃止、事前座席指定についても大きなトラブルも無く運用されているという。座席指定については「顧客動向を追うことができない」としているが、販売店などの話を総合すると基本的に好評のようで、PNRなどから自分のパソコンで操作をしているよう。また、手ぶら旅行、座席指定とも、こうしたサービスが購入の動機づけにもなっているという。